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好きなものについて書きなぐったメモおきば

【ジョジョ】グレートにかっこいい東方仗助を語りたい。(後編)【4部】

ジョジョアニメのポータルサイトなるものができて、21年の4月にはなにやら催し物がある模様。いったいストーンオー…なにが…シャン…発表されたりされなかったりするというんだーッ!?楽しみですね〜。

 

さて、今回も前編に引き続き、ジョジョ4部の主人公・東方グレ~トカッコいい仗助くんのお話です。

前編読んでないわという方はこちらからご覧ください。

4部のネタバレがあるのでご注意

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前編では「仗助ってマジ完成度高いキャラだよね」というお話をしましたが…。

ホントはもっとこう…「この話のこのシーンの仗助めっちゃカッコいいよね!ピャ-----!!」みたいな感じで軽く書き散らすつもりだったのにどうしてこうなった。

なので、ピャ---!!はこの後編でやる…「わたしセレクション:仗助の推しシーン&ベストバウ卜」をねぇ…!! 各シーンの感想と解説(のようなもの)を語っていきます。

登場シーン全部挙げたいところを頑張って3つずつまで絞りましたッ…!がんばった。

 

 

 

それでは…まずは推しシーンから。

・宇宙人(?)ミキタカとの出会い〜チンチロリン勝負。正体を訝しみつつもサイレンアレルギーを起こしたミキタカを見捨てず気にかけてあげる優しさと、「金持ちの嫌なやつを騙してちょっとだけお小遣い稼いだろ!」という意地汚さの両面が見られる良エピソードです。仗助は「気持ちのいい奴」で「優しい奴」ですが、べつに品行方正ってわけじゃないのよね。『AKIRA』の金田みたいな、"健康優良不良少年"で。そこが好き。まぁ教師にヤキ入れるツッパリの甥とかギャングの親戚とか元暴走族の大姪とかにくらべればだいぶ健やかではある。

・重ちーのときもそうだったけど、仗助くん、「みんながハッピーになれる」って言えば良いと思ってるでしょ?みたいな子供っぽさが可愛い。重ちーのときは最初取り分遠慮してたとこに後ろめたさが見えましたが、今回は露伴が相手なのでせびる気満々ですね。

・勝負にのせようとあえて分かりやすく駆け引きしたり露伴のウンチクに全く興味なさげにカラ返事したり、仗助の性格(と露伴への態度)がさりげなく、しかし細かく描かれているので読んでて楽しいところでした。スタンドバトルしてるときより冷や汗かいてるの笑う。

・前回「小田舎ヤンキー描写うまい(意訳)」と書いたけど、チンチロリンやってる高校生は流石にあんまりいないんじゃないかな??もしかしたらおじいちゃんの良平さんに教わったのかも…仲良しだったし。サイコロのリハーサルしてるときの仗助の顔、色っぽくて好きです。色気がね。あるんだよ。仗助は。

 

  • 第2位:最終話でジョセフとお別れするシーン

杜王町での出来事を振り返りながら、"正義の心"、"黄金の精神"が人々に宿っていることを語らうジョセフと承太郎。…という4部総まとめの素晴らしいシーンの直後、主人公がまさかの「スタンドを悪用して父親から財布を奪う」という行為に走ります。この、アゲたままで終わらせないところに、逆に荒木先生の愛を感じるッ

ここアニメ版だと承太郎の「黄金の精神を持ってるってセリフ、撤回するかい?」って台詞の後に、ジョセフがしょうがない奴だなみたいな感じでフッと笑うシーンが入ってます。これがね〜…なんていうか最初あんなにギスギスしてた親子関係が良い方向に進んだんだなぁってジーンとくるんですよねぇ。ジョセフを父親として認めたからこその、「父親なら息子にお小遣いくれてくもんよねェ〜!」という台詞なんだなって…。最後、お父さんに甘えられて良かったねって…思います…うぅ。

・親子関係でもうひとつ、初めて会った時に躓いたジョセフに手を差し伸べて一緒に歩くとこ。アニメで見て泣きました。かなり複雑な心境だったろうに…良い子だなぁぁ…。あそこの仗助をめちゃくちゃ可愛く描いてくれて…アニメのスタッフさん…グラッツェ…!!特殊な家庭環境ながら変にひねくれず成長できたのは、リーゼントの彼の存在+朋子さん・良平さんが父親不在の分もたくさん愛情を注いで仗助を育てたからなんじゃないかなぁと勝手に想像してます。朋子さんとも素敵な信頼関係が出来上がってて、羨ましいくらいです。

 

  • 第1位:アクアネックレス捕獲シーン

・わたしが仗助を大好きになったきっかけとなったシーンです。

元々ジョセフがすごく好きだったんですけど、「体内に入られたら終わり」→「入られちゃったヤバい」→「不敵な台詞」→「実は既に対策済みでしたー!」の流れが「ジョセフの息子」すぎる…!!と感動したのを覚えてます。もう物語開始時点で強さが完成されてるんですよね(歴代ジョジョで成長性CなのはクレDだけ…のはず)。かっこいいです。クレイジーDの「なおす」を最大限応用できる本体のクレバーさを、序盤から見せてくる。う〜ん…惹きこまれます。

・そういえばここ「予想したことがそのとおりハマっても笑いなんてこみあげてきませんよ」って言ってるけど、あなたのお父さんはご丁寧に相手の台詞まで当てて超ドヤ顔するタイプの人なんだよなぁ。でも「仕込みはすでに完了してて、ピンチと思わせといてすでに勝ってた」っていうシーンが多いのは、やっぱお父さんと似てるね。

・朋子さんの口から侵入されてしまった!と気づいたときに、焦りながらも淡々と捕まえる準備をしてるシーンも大好きです。

 

 

お次は「仗助ベストバウト」。

たぶん「みんなこれ選ぶよね」みたいな面白みのないラインナップになってると思うけど…よかろうなのだ。まぁまぁわたし的見解も述べていくので最後まで聞いていってくださいませ。

それではどうぞ。

  • 第3位:虫食い戦

・音石によって矢で射られたネズミが超凶悪スタンド使いとなって、仗助&承太郎のWジョジョと戦うエピソード。動物のスタンド使いってどいつもこいつも強すぎる〜。そんなネズミにベアリング弾で対抗することになった二人。わたし"ベアリング"って言葉をこの話で初めて知ったんですが、どうやら本来は機械の軸受に使用される"鋼球"…雑に説明すると「すげ〜まん丸な球」…ってことらしい(詳しくはググってください)。空気抵抗が少ないからよく飛ぶ・命中率も高いって理由で採用したのかな?これを利用することで中〜長距離戦までカバーできることが分かりました。近距離型ながら精密動作性Aのスタプラさんならではですねぇ。精密動作性BのクレDはちょっと命中率落ちるみたい(仗助の集中力次第なところもあるが)。やっぱスタープラチナ、超器用だなって…。

・そして…ここの一番の見どころは「そんなカッコいい双眼鏡の持ち方ある!?」というような構えでネズミを狙う仗助の凛々しい姿ですね。それまで承太郎に比べておまぬけさんな描写をされていただけに、「やるときはやる」と、バシッとキメてるのが超カッコいい。

・ネズミ戦で改めて感じたのが、「承太郎と仗助は強さの種類が正反対」ということです。承太郎は「タイマンならどんな強い敵にも負けないタイプ」で、仗助は「後ろに背負うものがあると力を発揮するタイプ」なんじゃないでしょうか。攻めるのが得意な承太郎と守るのが得意な仗助ですね。しかし逆に言うと承太郎は「実は仲間がいないほうが強い」ということでもあり、実際6部ではそれが弱点に…(ネタバレのため自主規制)。仗助も、他に頼れる人がいるとそこまで本気にならないようなとこがあります("無敵のスタープラチナで〜"のときみたいに)。

承太郎がうっかり針に触ったり捨て身でネズミに向かって行けたのも、そんな仗助の性質を理解して頼りにしてたからなのかなぁ。と思ったけど、承太郎わりと3部の頃から後先考えてないとこあったな。

・あと地味に好きなのが、仗助が承太郎に対して「一緒にいると誇り高い気持ちになれる」って感じてるシーンです。なぜアニメでカットしたし…(泣)。この二人、お互いをどう思ってるのかってあんまり描かれてないので行間を読む必要があるのですが、ここは仗助の気持ちがはっきり言葉で書かれててベネ。承太郎も仗助をノセるのが上手くて、良いコンビだなぁと思います。もっと二人で戦うとこみたかったなぁ〜。

 

・ここ1位じゃないの?という声が聞こえてきそうですが、個人的に吉良戦のMVPは早人だと思ってるので、仗助のバトルって意味では2位です。

・破壊&修復バリア、「なおす」を利用した回避などなど、これまでのクレイジーDの応用力をフル活用したバトルが楽しめます。スタンドのスペックの高さと本体の状況対応力の高さが発揮されており、吉良も「なにをしてくるか予想のつかないスタンド」という評価していました。そうしてピンチと逆転がめまぐるしく入れ替わり、カタルシスを何度も感じる名勝負です。

・「俺の自動追尾弾」は「そ、そんなのアリ〜〜〜!?」って思うけどジョジョ世界のルール的にはぜんぜんアリだし、なにより、めちゃくちゃカッコいいから納得せざるを得ないッ!鉄塔戦で「流れ出た血は元(の持ち主の身体)に戻せない」ということで危うく高所から落下しそうになってましたが、「もう自分のものじゃない、乾いた血どうしならくっつけられる」のはスゴ味としか言いようがない。でもカッコいいからOKです!!!(大声)

・億泰との友情も吉良戦での見どころ。億泰がやられてしまっても、仗助は打ちひしがれることなく吉良と決着をつけるためすぐに気持ちを切り替えます。ここ、億泰が復活したときに初めて涙を流すんですよね。これがね…良い演出だなって…!!「友達なんだ!」って台詞を億泰が気絶してる(聞いてない)ときに言ったり、涙流すくらい嬉しいはずなのに悪態をついてみたり。大人から見ると、すごく爽やかな友情だな〜と思います。懐かしくて羨ましくてキラキラしてる〜…!相関図の仗助⇔億泰のところが「友人」とか「親友」じゃなくて「仲よし」なのもめちゃくちゃ好きです。

・復活した億泰がアッサリ空気弾を処理しちゃうのも、「スタンドバトルの勝敗は相性次第」というのがよく分かる流れですね。「爆破されたものを瞬時になおせる仗助」と「猫草を完封できる億泰」、完全にラスボスメタ能力をコンビにしたのって最初から計算されてたのかなぁ…??いや、計算されてなかったとしたらむしろその方がすごいな。

・ジョセフとの共通点がここにもあって、「ラスボスと直接対峙したがトドメを刺すには至らなかった」と、同じ結末になっています。地球の力で宇宙に追い出されたカーズと、杜王町の力であの世に追い出された吉良…「自分を生み出した世界そのものに拒絶された悪」って感じですかね。もちろんそこまで追い詰めたのはジョセフや仗助たちですが、5部以降特に強調されるようになる"運命"というものを感じるラストバトルになってます。

 

  • 第1位:ハイウェイ・スター戦

・みんな大好きハイウェイ・スター戦。わたしも大好き!!!街中をバイクで走り回るスピード感と、大コマや1ページ丸々使ったドラララのインパクが合わさったメリハリの強い展開が面白く、絵的にもかなりキマッてる一戦となっています。杜王港内の狭い通路や排水溝でのチェイスも、バイクというアイテムならではのシーンです。元ネタとなった楽曲『Highway Star』を聴きながら読むとより楽しめるかも。

・「攻防入れ替わりながら本体を倒そうとする」という過程が面白いジョジョバトルですが、ハイウェイ・スター戦はちょっと変わっていて、終盤までほとんど逃亡と防御。それなのにこんなに面白い。「追いつかれたら負け」という緊張感と、それに対してクレイジーDの破壊&再生能力を応用したピンチの切り抜け方がかなりクールです。「しかし『クレイジーD』!!」はマジで痺れた。絶対に追いつかれてたまるかという強かさ、絶対に赤ちゃんを傷つけないという優しさ、絶対になんとかしてみせるという対応力…仗助の魅力が全てつまってる名シーンだと思います…!!これはアレだな、この赤ちゃんも将来リーゼントにしたくなっちゃうやつ〜!

・裕ちゃんを律儀に一度治してからボコボコにしてるあたり、仗助の「自分で自分を許せない」ラインがなんとなく分かりますね。プライドというか。重ちーからお小遣い(笑)もらう時も同じような理由で拒否してました。「悪いことが嫌い」というよりも、「カッコ悪いことはやりたくない」みたいな。嫌な奴からイカサマで金を巻き上げるのはべつにカッコ悪くないから〜。世の中の善悪よりも自分の中の「カッコ良いこと・カッコ悪いことを行動基準にする」というのはいかにも不良構文。『クローズ』や『BOY』、『湘南純愛組!』などの90年代不良漫画が身近だった世代なのでこういうところも好きです。

・ところで仗助ってバイクの免許持ってるんですかね…。仗助の誕生日は5月-6月頃ではないか?とされていて、ハイウェイ・スター戦が7月頭くらいのはずなので…16歳になってすぐ教習所に行ったとしても…うん。そもそも乗り慣れてるみたいだし…たぶん無免だな。ま、不良だからねっ!良い子はマネしちゃいけません。

 

 

 

 


と、「推しシーン&ベストバウト」はこんな感じになりました。

4部は仗助の登場シーンに限らず好きなところがホントにたくさんあるので今後もちょいちょい語りたい。

 


ちなみに、推しシーンというより一番好きなシーンは「出しな……てめ〜の……… 『キラー………… …………クイーン』……を…」です。この…めっちゃ溜めるやん…!っていうのが…色んな感情がにじみ出ててグッとくるんですよね。シリーズの中でも一番好きなシーンかもしれない。

 


それでは、今回はここまで。

完全なる壁打ちひとり語りになってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

よその方の「推し語り」を聞くのも大好きなので、わたしもあちこち巡ってみたいと思います。

 


おしまい。