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好きなものについて書きなぐったメモおきば

LotR関連作品かんたん感想回

ろすきーさん閉鎖にあたり、発掘したLotR関連の感想を蔵出し。

たしか'23の4-5月あたりに投げた感想だったかな?編集なしで出すから読みにくいかも〜。

 


ホビット』三部作と『力の指輪』シーズン1のネタバレあります。よろしければどうぞ。

 

 

 

 

 

 

 


ホビット』三作バレあり簡単感想

アクション ★★★★☆

テンポ ★★★☆☆ ※補足あり

ロケーション ★★★★☆

友情 ★★★★★


LotR』の前日譚、60年前のビルボを主役に据え、ドワーフの故郷「はなれ山」を取り戻す旅路を描いている。

カメラワークがかなり凝っていて観客が没頭できるアクションシーンが多い。映画館で観たかったな〜。シーンの間が長いのでテンポは早くないが、感情表現が丁寧ということでもあり、そこまで気にならない。表情の演技が上手い俳優さん揃い。


一作目…各キャラクターの顔出しに時間を割いており、コメディタッチなシーンが一番多い。ビルボとドワーフ一行の絆がどう変化していくのかが主軸。最後トーリンがデレたところ胸熱だった。

また、ゴブリンの山でゴラムと遭遇して指輪を手に入れたのがこのタイミング。こんなにも根っから「良いやつ」なビルボですら魅了するサウロン様の怨念すごいなと。


二作目…トーリンご一行に慣れてきたところで、エルフ勢・人間勢・オーク勢が参戦してくる。

キーリとタウリエルのささやかなロマンスがけっこう好きで、ていうかタウリエルたぶんキーリよりだいぶ歳上だし、これは実質おねショタと言ってもいいのでは!!??タウリエルもなんか…好きっていうより「かわいい❤」みたいな感じじゃない!?とおねショタ概念好きが変なところで爆発してしまった。

話は戻って、バルドとの出会いを経由してとうとうエレボールに到着。色々な種族との関わりの中でドワーフの短所と長所が掘り下げられ愛着が湧いてきたところで、なんとトーリンの「欲深病」が発動。スマウグさんが飛び立ち、どーなるこの先!?てとこで次作に続く。


三作目…バルドvsスマウグといういきなりクライマックスで始まる今作。ドワーフがドラゴンを倒すと思ってたらバルドが先祖の無念を晴らして勝利。

その後はエルフも交えた政治的なあれこれが進みながらトーリンの欲深病が悪化していく。トーリン自身もふと我に返ったとき辛そう。ビルボと話しているときだけ病が治まるのか表情が柔らかくなるのが救いだったが、けっきょく話は拗れドワーフたちは戦いを選択することになってしまう。ビルボとも仲違い。

一体エレボールはどうなってしまうのか〜と思いきや、オークの大群が押し寄せたことによりなんだかんだで共闘することに。アゾグの息子がめちゃくちゃ強く、キーリ・タウリエル、後にレゴラスと三人がかりでやっと倒せた。レゴラスが川でトーリンに助けられたのを覚えていて、意趣返しっぽく助けてたのが彼らしい。

トーリンは因縁の相手であるアゾグとバトル。刺し違える形で倒すが、トーリンも虫の息に…。まぁ、ゆーて助かるっしょ!と思って観ていたからほんっっっとうにびっくりしたのですが、トーリン死亡。亡くなる前に「ビルボと仲直りできて良かった」と話していたのが切ない。もう一人の主人公みたいな存在だったし、最後は病に振り回されて、持ち直したのに王国再興を見届けること叶わず…という悲しい結末に…。

そしてキーリとお兄ちゃんも退場。「愛がこんなに辛いなら、愛なんて知りたくなかった」と苦しむタウリエルに、「(苦しいのはその愛が)真の心だからだ」と諭すレゴラスパパ。この一言だけで、レゴラスママをとても大切に思っていた愛情深い人だったんだなと分かる良い台詞。

そしてビルボはたくさんの思い出を胸に故郷へと帰っていく。トーリンはビルボが記した冒険の物語の中で永遠になった…。というビターなエンド。後に本編へ繋がるようなシーン盛りだくさんでファン大歓喜、なおかつひとつの冒険譚としても「出会い、何かを得て、失って、それでも人生は続いていく」という悲しいながらも前向きなお話で最高でした。

 


LotR『力の指輪』バレあり簡単感想

話 ★★★★☆

映像 ★★★★☆

演出 ★★★★☆

サウロン様 ★★★★★


若かりし頃のガラドリエル様を中心に描かれる2紀のお話。おそらく〜S5までで一つの指輪作製かサウロン様の敗北までやって映画に繋げるものと思われる。

なぜか一部VFXが荒いところもあるが全体的には作りこまれたファンタジー世界を十分堪能できる映像となっており、心理描写からミスリードまで演出が丁寧でわかりやすい。


以下各組所感

ガラドリエル様組…若い頃は脳筋バーサーカーエルフだったことが明らかとなったガラドリエル様。ここらシリーズを通してケイトブランシェットメンタルまで成長していく姿を見られるのだろうか?ヌーメノールでは後の主要キャラのご先祖が出てきてワクワクである。


ハーフット組…オリジナルキャラが占めているが、フロド・サムを彷彿とさせるようなノーリ・ポピーの関係性や冒険好きの性質もあり、もうひとつの主軸となっている。謎おじこと"よそびと"がバブバブ状態から回復していきなりイケメン化した。好き。後のガンダルフ説があるらしい。個人的には別人だと思う。リューンの旅めちゃくちゃ楽しみ。


南方国組…泣き面に蜂な出来事が続いており、今後どう転ぶのかが一番読みにくいのがここ。テオが闇堕ちしそうで怖い。ガラドリエル様の教えを忘れずに踏ん張ってほしい。


エルフ組…エルロンドとドゥリンのブラザーフッド感がてぇてぇのでこのままずっと続いてほしいが、ミスリルをめぐってまたひと悶着あるかもしれない。最終話で「三つの指輪」が完成したのアツかった。「一つは堕落を、二つは対立を生むから、三つ作って調和をもたらす」という結論になるのはさすが賢きエルフ。ガラドリエル様が三つ作ると決めるのは原作でも言及されてたエピソードらしいので、こう繋がるのか…と感心した。あれ?されてないっけ?わからん。

 

 

 

 


蔵出しここまで。

今年の春あたりなぜか急にLotRにハマって関連作品をイッキ見したんですよね。本編映画は昔観たことあったけど一部の印象的なシーンしか覚えてなかったからほぼ初見みたいなもんでした。原作は読んだことないので、たまに考察・解説動画を拝見すると「そんな設定あったの!?」とか「作りこみすげぇ!?」とか驚きがいっぱい。解説してる側の、原作と関連作品の物語や設定を網羅してるガチオタの方々もすげぇ〜〜〜!!です。

 


力の指輪、シーズン2楽しみ!!おわり。