rapture

好きなものについて書きなぐったメモおきば

【ネタバレあり】創世滅亡輪廻ユガ・クシェートラ感想

fgo2部4章クリアしたので感想をなぐり書きしまーーーーーす!

恒例の注意事項

・下記の文章はあくまで一個人の「感想」であり「評価」ではない

・ネタバレありというかネタバレしかない

・長い

以上ご留意いただきたく

誤字脱字気づいたことあったら追記修正するかも

 

 

 

 

 

 

もう一度言いますがこの先ネタバレ注意です

 

 

 

 

 

 

大奥に続く概念の殴りあい…むしろ大奥は4章で使うシナリオギミックの理解に慣れとくためのチュートリアルだったんじゃね?

でもインドの神様だったらこのくらいやっちまいかねないからいっか!って思っちゃう不思議!

 


あ、大奥を思い出したのでついでに空想樹のはなし

そもそもすぎるんだけど…あれって何なんですかね?

青本さんの回想だと、「樹の根が執拗に・丁寧に人類を虐殺していった」とのことだったので、超宇宙パワー的な力で人類をドカンと消すんじゃなく一体ずつ消す「必要があった」のかとちょっと考えまして

大奥イベでカルデアの人たちが攫われて迷宮の素材にされていたように、汎人類史の人間が空想樹維持のためのエネルギーにされてるとか?なんて

でも銀河を内包する樹に人間ごときのエネルギーじゃ足りないかな…

他に分かってることといえば

・異星の神がクリプターに管理を任せた

・異聞帯が安定するとよく育つ

この二つがほんとによく分からんのですよ

人間というのは「可能性の生き物」と言われていますが、これまでの異聞帯の王は望んでその芽を摘み取り、「進化」や「発展」を拒んだ世界を維持してたと

で、異星の神が自分で育てりゃいいものを、死にかけのクリプターたちと取り引きしてわざわざ「人間に」この異聞帯(と樹)の管理を任せたと

そうすることによって異星の神に何かしらのメリットがある(もしくは自分でできない理由がある)からそうしてるんだろうと

なんかどっかから来た超すげーっぽい存在のくせに「人類」に固執してる感じが引っかかるんだよなー

ここまで書いてみたけどやっぱ分からん

喉まで出かかってるけど取り出せないみたいな〜小難しい考察はワイには無理やで〜

 


ので!4章の感想に戻ろう

ちなみに私は、インドの神様はメガテンに出てくるような有名どころしか知らないのでそういう面でのツッコミは一切ありません

識者の方にお任せします

さて、スーパーインド大戦の勝者はカルナwithカルデア一行だったわけだけども、雌雄を決した要素とは一体なんだったのか

それはめっちゃ簡単に言うと「カルナの器のデカさ」じゃないのかい

こんな風に書くとアルジュナ(クリシュナ)disってるみたいだけど違うんですよまぁ聞いてください(※この件に関しては一番最後に追記しました)

インドの王であるアルジュナは「不必要なもの」「不出来なもの」を一方的に判断し排除して、創世と輪廻を繰り返し「自分にとって」完璧な世界を作り上げようとしましたね

対してカルナ…の話をする前にジナコの話をしましょう

「嫌なことから逃げるためならどんな屁理屈でも思いつく」とか「殻に閉じこもってるのが楽だから頑なにそこから出ようとしない」とか

CCCのジナコはそんな感じでけっこう最後の最後までダメダメダメ人間、アルジュナの理想の世界から見たらまさに「いらない子」です

でもカルナは、そんなダメダメなジナコを見捨てなかった

「不要なもの」と切り捨てず、導いた

そうした出来事があった先でジナコはガネーシャの器に選ばれ、彼女なりに、彼女にしか出来ない偉業を成し遂げカルデアの勝利に繋がったわけですね(もちろん彼女「だけ」の功績ではありませんが)

これは私の持論ですが、だいたいの人間は「必ずどこかしら愚かな生き物」です

しかしその愚かさを自覚し自分を信じたとき、あるいは誰かに信じてもらったとき、賢く・逞しく「成長」することもできます

上で「可能性の生き物」と書いたのはそういうワケです

で、これは英霊としての在り方がそうさせたんでしょうが、カルナはありのままのジナコを受け止め、信じて言葉をかけたと

雑にまとめると、失敗や挫折を繰り返しながらも発展を遂げてきた汎人類史そのものが異聞帯に真っ向からぶつかり勝利したといえる結末だったんじゃないかな、と思います

…とか言ったら言いすぎかな?

まー最近の「不出来な奴は切り捨てろ」っていう世の中の流れがなんかイヤだな〜って感じてたので、個人的にはスカッとする内容でした

 


えー、もっと色々「燃え」ポイントがあったのですが書ききれないので各キャラ所感にまとめます

・マシュ‥あぁ〜…可愛いなすびちゃんが曇ってきたよぉ〜。4章終わってから確認したの、マシュって「秩序・善」なんだね。で、主人公は「中立・善」なんだね。…なんだか、嫌な予感が、するよね。『逆光』の歌詞、主人公がロマンに向けて「今も頑張ってるよ〜」って伝えてる歌なのかなーと思ってたけど、最近「マシュが先輩に伝えてる歌だったらどうしよう」って思うようになった。…いやほら、主人公が途中で敵対するとか離脱するとか、ゲームシステム的な意味で無理じゃね?って思うけど。そういう展開…面白いよね。(追記:主人公が敵対するんじゃなくてマシュが抜けちゃうパターンもあるか…6章あたりで…)

・ホム‥頼もしいのに怪しい!どんどん怪しくなっていく!なんなんだアンタ!あとなんでいつまでもうちのカルデアに来ないの?なんで?????

・シオン‥頼もしいのに怪しい人その2。

・キャプテン‥みなさんの予想通りのネモ船長。かと思いきやトリトンも混ざってるって!全然分からんかった。

・ゴッフ‥ほらね、ゴッフだってそうだよ。みんなが信じてハンドルを任せたから辿り着けたんだよな。適材適所。ゴッフ株あがり続けててこれから先ヒドい目にあったりしたら泣いちゃうかもしれない。

・ラーマきゅん‥王鯖ってイカれてる奴多くて面白いなーと思うなか、ラーマきゅんも他の王鯖とはまた違うベクトルでイカれてんだなって思った。シータのことはざんねんでしたね。

ラクシュミー‥おい、イルカを携えたおねえちゃんがキミのこと見てるぞ。

 


・ビッチさん‥もうこれ完全にトリックスター的な役割ですよね。次のお召し物も楽しみにしております。

・リンボ‥この人の言動すごく気になる。「クリプターと異星の神の目的は必ずしも一致しない」のは確定情報だとして、「異星の神と使徒の目的も一致しない」んじゃないですかねぇ?あれ?これ4章の中で言ってたっけ?忘れた。この人と対になる存在の陰陽師さんも出てくるのかな?cv杉山紀彰…え?陰陽師違い?

・Uちゃん‥ボーダーにくっついてきた謎の存在この子だと思ってたら違った。

・TERU‥宝具の設定が面白かった。

アスクレピオス‥「この薬効かない」とか言って途中で飲むのやめちゃう人を八つ裂きにしそうなお医者さん。

 


・アシュヴァッターマン‥個人的に4章のMVPあげたい人。シナリオ通しての立ちまわりや役割、キャラクター、全てが活きてて良かった。名前が小難しいからなのか「ザップオルタ」とか「パンジャンドラム」とか「壁殴り代行」とか言われてるの笑う。私も最近になって気づいたんだけど、大人になるとねぇ…怒るのもなんかしんどくなるんだよね。だから大抵のことはまぁいっか、ってなっちゃう。でも、「怒り」も間違いなく人間に必要不可欠な感情ではあるから、ほんとは大切にしなきゃいけないのよね。あとオラオラ系かと思いきや面倒見のいいあんちゃんで実は頭もキレるとかこんなのもうベオと並べるしかないやん…ということで実装はよ。(追記:深追い爆死してゲボ吐きそう)

・ぺぺさん…顔芸でこっちの腹筋を崩壊させてくる人。期待通りのキャラクターでほんっっと大満足。優しく残酷にこれから行く道を示したな。すんなり仲間になっちゃうとかそういう生ぬるい展開じゃ面白くないので今回の引き方はすごく良かった。最後ああいう風になるのも納得できたし。アレは裏切りというより、ぺぺさんの言うとおり「ケジメ」なんだよな。しかし4章読んだ限りでは「自分は社会の爪弾き者」みたいに諦観するほど破綻した人には思えなかったなぁ。過去の出来事も何か理由があってのことだろうしなんとも言えない。そういえば知り合いの坊さんてガトーのことだよね?たぶん。ジナコも反応してたし。

 


・デイビット‥意外と人間味あるなー???と思いましたね。ぺぺさんが相手だからかな?というかデイビットが現れたときのぺぺさんの反応完全に乙女でわろた。そして冠位持ちも引き連れてるらしい→あれ?冠位持ちって個人と契約するときは冠位捨てなきゃいけないんじゃなかったっけ?→型月wikiをチェック→「個人の判断でカルデアに肩入れするということは、人類全体を救うために存在する"冠位"の資格を捨てる必要があります。」→が、霊基自体は依然として冠位級のキングハサンはそれと引換えにティアマトに死の概念を付与した

デイビットの鯖を「デイビットが召喚した」パターン→鯖は冠位を捨てるも冠位級の霊基を維持したままデイビットと契約してる

デイビットの鯖を「異聞帯そのものが呼び出した」パターン→「デイビットと契約した」とは一言も書いてないので、利害の一致かなにかで一緒にいる→でもこれまでのパターンだと、土地が呼び出したのは汎人類史の救済のための鯖→ということは…???

うーん、わかんね!

 


カルデアの者‥マリスビリー説、ロマン説、ギャラハッドオルタ説などなど諸説あるカルデアの者さんですが、今回の描写ではゲーティア説一歩リードですかね〜。2部PVの語りと矛盾しないような気がするし…。しかし行く先々で何やってくれちゃってんのー、このこのー、ツンデレかきみ〜。

 

 

 

今回良かったと思う点

・ますます無駄なバトルなくなって話に集中できる、これはいいぞもっとやれ

・雑魚戦はほんとに雑魚戦なのでサクサク進める

・中ボスも程良い難易度で○

・紙芝居の演出頑張ってるなと思う、これもいいぞもっとがんばれ

 


気になった点

・クリプター会議がなくてざんねん

アルジュナ戦の難易度だけ異様に高すぎ…ああいうのはイベントの高難易度だけにしてほしい…ノリノリで出撃したカルナさんがジュッて溶けるの笑ってしまったではないか

メインストーリーのボスなんざ「ちょっと苦戦するかな」くらいでいいんだよ

もしくはトライアンドエラーさせたいならAP消費少なくしてほしい

・クリプター会議がなくてざんねん

・クリプター会議がなくてざんねん

・クリプター会議がなくてざんねん

 

 

 

 


お次はアトランティスだそうですね

「神を撃ち落とす日」の「神」が何を指しているのか〜

ギリシャの神様達はGOWでMASSATSUしまくったことがあるのでなんとなく気まずいですよ

クリプターのボス的存在がもうここで出てきちゃうのが面白い…どんな話になるか楽しみです

 

 

 

※追記

この記事をガーッと書いたあと巷の感想を読んでみたら、けっこう「4章なんなんだあれ!ムキ-ッッ!!」ってプンスコしてる人が多くて「えぇ…?なんで?」と思ったのですが、ザッと読んでなんとなく把握しました


まず大前提としてカルデアのジュナさんと4章の神たるジュナさんは別物なので、4章ジュナさんがああいう描かれ方をしたからといってアルジュナさんの株が下がるというものではないのかな、と

ただ、4章ジュナさんはカルナをぶつけるための「舞台装置」という扱いだったなという感じは確かにしますね

スカスカ朕と魅力的な章ボスが続いたこと、テルやアスクレピオスには少なからず「その後」のフォローがあったにも関わらずジュナは「なぜこうなったか」の描写に留まるのみだったこと、リンボの暗躍が目立ったため章ボスとしても主体性が薄く感じられたこと…あたりが原因なのかな

原典がどうのというのは、そもそもシリーズの顔こと青王さんが女性になってる作品で突っ込むのもなんか…まぁ原典を活かしてくれるに越したことはないんですけどね…


個人的にはあの「話の通じなさ」がバサカっぽくていいなと思いましたが

カルデアに来た雷帝も意外な一面見せてくれて好きになったりしたので、4章ジュナさんもそこが楽しみではあります(追記:うっかり来てくれました。再臨したときの台詞が完全に4章ラストの続きになってるので、やはり鯖としての魅力は召喚してからが本番だったもよう。あときんたま集め大変だった。)


あとはキャラクターに感情移入して読むか、物語全体を俯瞰して読むかの違いもあるかと思います

ソシャゲは「キャラゲー」としての側面が強いコンテンツなのでどうしても扱いに差が生まれることもあり、そうなると荒れがちですな…


それよりさ、私が気になったのはナタの扱いだよ!あれもちょっとザックリすぎじゃない!?とりあえず絶望感出すために早めに退場させました感が強い…

黒ナタの退場も何かシナリオに強い影響与えたかと言われるとそうでもないし…

「たとえ好きなキャラが死んでもそれで物語全体が面白くなればいいや」と思う私ですら、しかもナタ推しというわけでもない私ですら「雑ゥ!」と思ったので、ナタ好きなマスターさんも思うところがあったんじゃないかなと思いますね…


繰り返しになりますがこの記事は作品の評価じゃなくて単なる感想なので、「個人的には面白い話だった」という表現になります

なんやかんや言われてるアガルタもフツーに楽しめたし…

なので、「キャラの描き方が下手!」って言いたいというよりは、「キャラを魅力的に描ける人すごいな」…と思うわけです

おわり。