前回fgoの感想を書いてからだいぶ時が経ちましたが、みなさまどうお過ごしでしたでしょうか。
わたしはずっとジョジョ漬けの日々を送ってました。
軽い気持ちでジョジョのピタパタポップをDLして遊んでみたところ、それがトリガーとなって自分でも引くぐらい再燃してしまい、もうほんとしんどい…好きすぎてしんどい…どこかに吐き出したい…ってなって今ここに至ります。もう何から書けばいいか分からんくらい色々書き殴りたいし書いて楽になりたい。懺悔かよ。
まずはシリーズで一番好きな4部のことをまとめて語りたかったのですが、書きはじめてすぐあまりにも長くなりすぎる予感がしたので小出しにしていくことにしまーす!
今回は、世界で一番かっこいい(私調べ)高校生・東方仗助のお話です。
以下注意事項
・4部については完全にネタバレあり
・他部は重要なネタバレなし
・誤字脱字書き忘れあったら追記修正するかも
よろしければどうぞ↓↓↓
仗助の話をする前に、わたしは「主人公より脇役や悪役を好きになるタイプのオタク」ということをまず記しておきます。
が、不思議なことにジョジョに関しては各部一番好きなキャラを挙げよと言われると「歴代ジョジョ」と答えることになるんですね。脇役敵役があんなに濃いのばっかり揃っているにも関わらずよ?なんだかんだでやっぱジョジョが一番かっこいいんですわ〜…という方、けっこう多いのではないでしょうか。
これはたぶん荒木先生が「主人公を主軸として、そこから広がっていく物語」を最初から最後まで徹底して描いているからだと思います。
「フツー物語ってそうじゃね?」と思うかもしれませんが、「舞台ありき」で話が展開したり、「物語主導でキャラが巻き込まれていくタイプ」の作品も少なくありません(これはこれで面白いし好きです)。
でもやっぱり「ジョジョの」「奇妙な冒険」っていうタイトルに偽りなく、面白く描き続けているのはすごいなと思います。え?4部は「冒険」してないじゃんって?「未知の領域に踏み出す」ことを冒険っていうんだから冒険してるんだよ!
…で、さらに歴代ジョジョの中で誰が一番好き?って聞かれるとこれはもう東方仗助くんなんだよなぁぁぁぁぁぁぁ!!!
なぜなら…仗助は非常に「主人公として完成度の高いキャラクター」だからです。あと顔がめちゃくちゃ好きです。
完成度ってなんぞや?という話を!これから!していきますね〜。
●殴ヒーラーの主人公
波紋バトルからスタンドバトルに移行した3部を経て、スタンド登場作品としては2作目となった4部。どんどんスタンドバトルも進化していきます。
基本的に敵も味方もズタボロになるのが普通なジョジョのバトルでは、ポルナレフいくら身体が頑丈ミスタでも「回復役」は欠かせません。
ヒーラーってめちゃくちゃ重要なポジションだけどメインキャラクター(しかも主人公)にしたら動かしづらくない…?と思いきや、その設定を利用してバトルに緊張感を持たせたのが4部です。
仗助のスタンド"クレイジー・ダイヤモンド"を雑に紹介すると「応用の効く復元能力と、スタープラチナ並みのパワーとスピード」。そして肝なのが「自分の身体はなおせない、死んだ人間は生き返らせることができない」という部分。
大切なものを守るためにガンガン前線に出て傷つきながら戦う仗助と、そんな仗助を信頼して命を預ける仲間たち。
こうして、あらゆる局面で「仗助さえいれば(間に合えば)なんとかなる」「仗助がやられてしまえば終わり」という、リターンとリスクが拮抗した状態が生まれるわけです。バトルの主役として、そしてバランサーとして、かなり優秀なキャラクターだと思います。
●「再生」と「破壊」を併せ持つスタンド
突然ですが、「優しい人」ってどんな人でしょう。その基準は人それぞれかと思いますが、わたしは「他人の痛みを自分の痛みのように感じられる」「情が深い」「相手を慈しみ思いやることができる」「他者を受け入れる器が大きい」などの能力(性質ではなくあえて能力と表現します)を併せ持つ人のことを「優しい人」だなぁと感じます。
転じて、優しい人は感情に厚みがあるぶん怒りの最大値も大きい。俗に言う「優しい人は怒らせるとヤバい」というのはこれが理由です。「優しい」と「怒ると怖い」は矛盾しないんですよね。
仗助が「優しい人間」だというのは読めば分かるので詳細は省きますが、同時に「大切なものを傷つけようとする存在には容赦しない」という面も持ちあわせています。「優しいけど、甘くはない」というわけです。特に家族に手を出した奴は死ぬよりひどい目にあわせてやるぞ。
「怒り」という感情それそのものは、悪いものではありません。現実でも怒りのもつパワーが事態を好転させるというのはよくあること。とても優しい少年だけど、優しいだけの甘ったれではないというところが仗助の魅力です。
仗助の精神がそのまま反映され、圧倒的再生力と圧倒的破壊力という両極端な性質を持つクレイジーD。まさに「スタンドとは精神のビジョン」を体現しているカッコいいスタンドです。大好き。
●受け継ぎ、伝えていく"正義の心"
仗助の「守りたい」という行動原理の根底には、幼い頃に出会った"リーゼントの彼"の存在があります。この"彼"が誰なのか?ということはあまり重要ではないと思う(恐らく仗助もそこには固執してない)ので触れません。
重要なのは、"彼"が「自分の何かを犠牲にしてでも他人を助ける」という精神を仗助の心に根付かせた、という点です。「自分をなおせない」仗助が、それでも身を挺して敵に立ち向かっていく姿に、この精神が宿っていることが見て取れます。
仗助の「憧れ」であり、「生き方の手本」であり、「永遠のヒーロー」でもある"彼"。本来ならば父であるジョセフから受け継ぐはずだった"黄金の精神"を、見ず知らずの若者から受け取った仗助。そして、仗助の心に感化されて黄金の精神を芽生えさせていく仲間たち。ひとつひとつのエピソードを細かく見ていくと、この広がりの中心にいるのは主人公である仗助です。仗助もやはり「受け継ぎ、伝えていく主人公」という歴代ジョジョの一員なんだなぁと感じますね。
余談ですが、なんか歴代ジョジョって実父以外の男性に父性を求めてるとこありますよね。というかキャラクターとしてはすごく魅力的だけど親としてはダメダメなお父さんが多すぎる…。「自分が父親からまともに愛情を受けられなかったから子供にもうまく愛情を伝えられない」のが負のループだわ…笑。
●等身大の親しみやすさ
これまで仗助のかっこよさをつらつら書いてきましたが、作中ではヒーロー然とした描かれ方より、むしろ「田舎のヤンキー高校生」らしさが前面に出ています。ちなみに、「1999年の」「小田舎に住んでる」「ヤンチャだけど気の良いお兄さんキャラ」としては満点あげたいくらいリアルな描写になっていると思います。「ああ〜、こういうお兄さんいたわ〜!」って懐かしくなるし、大人になった今は「めっちゃ可愛いな…」と思えるような、愛嬌のあるキャラです。
カッコいいだけじゃなく、マヌケなとこもあったり、ずる賢かったり、でもキメるときはバチッとキメる…足し算と引き算がちょうどいい塩梅になってます。
…というわけで…
…こうしてみると意外と「ザ・少年漫画の主人公」やってるんですね、仗助。前後の主人公、「メンタル&フィジカルチート」と「能力チート」に比べると派手さはないかもしれませんが、何もかも高水準でまとまってる仗助が…わたしは…好きです!!!!!!!!
なんていうんですかねぇ…堅実にかっこいいというか。どこにでも居て、周りの人間に勇気を与えていく存在のような、「身近なヒーロー」感があって。さらに茶目っ気もあるとか…こんなん誰でも好きになっちゃうじゃん…。つれぇ〜…。仗助の周りでキャ~キャ~いうモブになりたい人生だった。
と、今回はここまで。
やっぱり長くなっちゃったので、もっと具体的に「ここが好きだぞ」というお話は後編に続きます。
後編は、趣味爆発で選出した「わたしセレクション:仗助の推しシーン&ベストバウト」です。みんなの好きなシーンは入っているかなぁ~~~ッ???(裏声)
お楽しみに。
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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